フィラメント～漆原友紀作品集～

『フィラメント～漆原友紀作品集～』
漆原友紀／講談社

　蟲師の漆原さんの初期作品で絶版になったものの再録と最近の作品が2本ほどですね。
　初期作品の方はよく言えば独特の味があって、悪く言えばクセがあるので、読む人を選ぶんじゃないかなと思いますね。（同人誌的作風といえば分かる人にはわかるのか……）
　私は初期作品も好きでしたが、一番好きだったのは、最初に収録されている‘岬でバスを降りた人’ですね。3回ぐらい読み直しました。
　次点が‘迷宮猫’ですかね。あんなふうに込み入った集合住宅なら案内してくれるモノがいても不思議ではない気がします……。

　とはいえ、初期作品があってこその今の作品があるのだなあと思うと、初期作品も味わい深いものがあります。

06/10/09読了

Dolls １

『Dolls　１』
naked ape／一迅社

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Switchを立ち読みしようと思ったけれど、あまりに展開を忘れている自分を自覚したので、時間もなかったし、とりあえずSwitchの続刊は保留にして別作品を読んでみることに……。

　感想としては大筋はSwitchと同じような感じかなあと思いました。Switchが好きな人は好きだろうし、嫌いな人はこれもやっぱりダメなんじゃないかと思う。
　イラストもなれないとどっちがどっちだっけかなあ、と思うし、（あ、描き分けられないから清寿さんの髪は伸びたのか）

　個人的にはSwitchよりは今のところこっちのほうが好きかなあ。（理由；好きなキャラがいるから。あと、まだ人物が少なくて把握しやすい）

　近いうちに2巻を読んでこようと思います。

06/10/06読了

よつばと！ ３

『よつばと！　３』
あずまきよひこ／メディアワークス

　ジャンボさんてば花屋さんだったのね！　う～む、意外。
　それにしてもよつばは10円しか持っていなかったし、花屋さん赤字だよなあ……いいんかい、それで。
　マッチ売りの少女ならぬ、花さか天使になって街で花を配って歩くところで、久しぶりにああよつばちゃん女の子だったなあそういえば、とか思いました。

　あと、印象的だったのは花火の話かな……。
　車の上に花火置くのはすっごく危険だろうよ……。（でも、車の持ち主の虎子さん以外みんな気にしない…）
　手持ち花火の話がある一方で、大空の花火の話もあってW花火なのがすてきでしたね。特に花火の所だけカラーになってたり。そういうのって好きですよ。

06/10/06読了

花のように

『花のように』
後藤星／新書館

　花の種の中にはまれに眠りから覚めて人の姿を取れるようになるモノがいる！　という強制妄想設定でおりなされるストーリー。
　う～ん、評価が分かれそう……。まずは上の強制妄想設定が受け入れられるかどうかにかかっていると思います。私は嫌いじゃなかったんでおもしろく読ませてもらいましたけどね。
　それにしても後藤星の作品は何本か読んだけど、わりとどこまで行ってもほのぼのな作品を描く人だなあ……。

06/10/03読了

罪喰人（シン・イーター）

『罪喰人（シン・イーター）』
作画：川添真理子　原作：中村幸子／新書館

　罪喰人。それは報酬と引き替えに他人の犯した罪をその身に受け、化け物たちに襲われる……。
　神が実在するという架空の世界で描かれるストーリー。
　今日読んだ漫画の中では一番読みやすかったですね。字が少ないからか読んでいる時間も短かったですが。
　絵が少女漫画っぽいかな～という気もしましたが、アクションがわかりやすかったのは評価に値するかな。
　検索してもあんまり感想が出てこないなあ……。この作品。マイナーなのか古いだけなのか……。（amazonの絵も出てこないしねえ）

06/10/03読了