さかなのほね
【マビノギ】
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・活動ch:2or3。ギルハン中は7
・メインは魔法師(とようやく名乗れるようになってきた気がする)ソロではヒュドラ併用。PT戦闘だとスイッチで近接、銃など使います。
・サブエルフは格闘を志す、矢が当たらないへっぽこ弓エルフ。
・メインは常に上級維持の聖堂ボラマニアw 祝ポはハウジングなどで売ってますw 大量に必要な方など声をかけてもらえばご用意しますよw
【中の人】
・まったりのんびり気ままになんとなくがモットーなのんびり生物。安心できる寝床と美味しい物と面白い本とネット環境があれば幸せ。たまにふらっと旅にでたりもします。
・読書傾向はけっこう広め。純文学は苦手かも。最近はコミック多いです^^;
【ブログについて】
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「歌姫」
あき/リブレ出版
国王は男。歌姫は女。
男は国の中心から領土を治め、女は歌うことで周囲からその統治を支えていく。
歌姫の能力は女系のみの一子相伝。その身は生まれながらにして国に捧げられたようなモノ。周囲の村は歌姫を軟禁状態にすることで歌姫を国をそして自らの身を守っている。
そんななかでなぜか生まれてしまったのが‘女の国王’と‘男の歌姫’。
‘男の歌姫’カイルは、双子の姉であり周囲から歌姫とされ自分もそれを疑わなかったマリアへの罪を償うため男であることを隠して歌い続ける。
‘女の国王’はそんな‘男の歌姫’をある日極秘裏に訪ねてくるが……。
なんかすっごく久々にこういうファンタジー作品でツボにはまった気がします。
いつものレンタルマンガ屋で物色していたときに「あ、これ面白そうだな~」と手に取っただけなのですが。
1話目があらすじに書いた、国王が極秘裏に歌姫を訪ねてくる話ですね……。
これはこれで良かったのですが、その後のカイルの過去話部分が良かったです。
歌姫の能力が女系一子相伝であることは周知の事実であり、歌姫の「娘」であるマリアが歌姫であることは誰も疑えなかった。そう、本人でさえも。
唯一、真実に気づけていた母は、ゆがんだ思いから真実を告げることはなく時を経てしまった。
一方の息子であるカイルはしあわせそうなマリアとトーマスのそばにいることに居心地の悪さを感じ、村を飛び出してしまう……。
別に誰かがすっごく悪かったというわけでなかったのに結局すれ違ってしまう。それはとても哀しいこと。もうちょっと早く素直になれれば……というのも言えるのは第三者だけ。時が満ちなければ分からないものも多いですからね……。
ただ、カイルがもうちょっとだけ早く村に帰ってれば、マリアは死ななかったでしょうし、その点は不憫ですね。
小説だったら歌姫制度の辺りをもうちょっと詰めて欲しいかなとか思いますが、マンガではそこまでの情報量を詰め込むのはとうてい無理でしょうし、これで充分楽しかったですね。
元気いっぱい生意気歌姫、(あ、名前出てこない)が、非常に良い味出してました(笑)
どうでもいいですが、リブレ出版って、BL以外も出してたんですね~。驚いたわ。
「鋼の錬金術師 15」
荒川 弘/スクウェア・エニックス
アメストリスで起こったイシュバール内戦。幼なじみであるウインリィはその戦争で両親を失ったとはいえ、戦渦とは遠い地で育ったエドはその実態を知らない。これからに進むためにエドはリザにイシュバール戦の話をして欲しいと頼む。
・・・。
修業時代を経た焔の錬金術師、ロイ・マスタングは国家錬金術師として戦争に参戦。アームストロング、ヒューズ、といったメンバーも参戦した。リザ・ホークアイは士官学校生だったにもかかわらず、腕の良さから前線へ送られた。
それぞれが彼らなりの理想を描いて入隊した軍隊。理想と現実との格差にやるほうもやられる方も疲弊していく。
殲滅戦の話。過去話ですね。
一巻の第一話から誰がこんな話になると予測しただろうか。いや、作者くらいは考えてたかもだけど。(not反語:笑)
過去があって現在がある。だから過去の話にまるまる一冊が割かれていても、まったく不自然は感じない。話の造りによっては2,3巻とかもっともっとのばせる題材ですがそれを1冊にまとめる辺りに作者の力量を感じます。
戦時下にあって、人の命の重さを感じ、民を殺していくことに違和感を覚え疲弊していく兵隊たち。その中にあって、殺しを愉しむキンブリー。そして、人の命は平等だと唱える大総統。
軍の管理下で人体実験を行う医者たち。その一方で、戦渦の中、民族など関係なく民を救おうとする医者夫婦。
相反する要素が伝えてくるモノがすごいです。
大総統のやっていることには共感したくもないしできないけれど、彼の言っていることは、正しかったりしますね……。
個人的には冒頭で明かされるロイとリザさんの関係にビックリでした。
そういえばスカーの兄が「この国の錬金術はおかしい」とか言っていますが、どういうことなんだろう……。まあ、これはこれから明かされていきそうな感じがしますが。
回想編も終わったので次巻からは本編がすすむんですよね。期待しております。
「春行きバス 2」
宇佐美真紀/小学館
6th Bus Stop 忘れ物を乗せて...
突然の電話。それは高校時代の後輩のコータローからのモノで用件はの友人であるチヨの忘れ物を拾ったというモノだった。ありえないと思いながらも確認しに赴く律子だったが……。
7th Bus Stop ハイテンション・ドライブ...
バスの中で見かける憧れのカレ。写真を携帯で盗み撮りしていたことが本人にバレてしまった。でも、それがきっかけで知り合いになれたみたい。せめて友達になれたらと思うのですが、彼のことを思うとやっぱりドキドキしてしまい…。
8th Bus Stop バス通り明け方の星...
道の真ん中でシュラバ。頭から水をかけられ、ずぶぬれの桜子を助けてくれたのはバイトの先輩、窪田さん。触りたがりだという桜子に、触らないでも好きになるか試してみる?と言う窪田さん。好きになるかもしれないと、試してみようと思う桜子でしたが、久保田さんには忘れられない人がいるらしく…。
9th Bus Stop 初恋☆ロード...
バスの中からいつも見かける、夕暮れの歩道橋に立っている女の子。運命の恋?と告白しに行った山田でしたが、その女の子はなんと中学までの同級生で初恋の人だった。しかし、その彼女、裕里は同じ中学だった喜多川のことが好きらしく、歩道橋に立っていたのも喜多川の姿を見るためで…。
1巻目が面白かったのでけっこう楽しみにしていた2巻目です。相も変わらずほのぼのさわやかな恋愛モノ。安定飛行なので安心して読めるのも高評価です。3巻目も無事に出るらしいですし。
今まではN高とA女という学校名のみは重複していても登場人物は被ったりしていなかったですが、今回7話と9話の登場人物は被ってますね。喜多川君は1巻に登場した子だったけなあと首をひねっておりますが(笑)
個人的に好きだったのは、8話ですかね。‘プラトニック師匠’に大受けでした。
6話もけっこう好きだったんですけどね~。前に進んでいるつもりで実は止まっていたことに気づかせてもらったときにきちんとお礼を言えることは非常に大切だよな~と……。
と、いうかこの作品って基本的に登場人物たちが素直ですよね~。変に意地っ張りな子が少ないというか……。
『霊験お初捕物控 其ノ1』
宮部 みゆき/坂口よしを
秋田書店
一膳飯屋の娘、お初。彼女には二人の兄がいる。長兄は岡っ引き。次兄は庭師。兄二人はお初のことが可愛くてたまらない。
そしてお初は普通の人には見えないモノや聞こえない音が見えたり聞こえたりするようになる。それは身近に起こり、兄たちが追っている事件に関係するモノで……。
原作はずいぶんと前に読了しています。この作品から宮部さんの江戸ものも読むようになったような……。
ただ、読んでいてこんな設定だったかいな……とか思ってしまったので漫画化にあたって、けっこう設定が変わっていると思います。お初に兄ちゃんは二人もいなかったような気がするし、ストーリーもこんな話あったっけ? と悩んでしまったし。
お初のキャラも違う気がしますね。小説版より漫画版の方が‘おきゃん’な感じ。小説版の方が好きですが、まあ、これはこれで。って感じかな。マンガ向けキャラになったなあという感じです。
マンガは江戸モノなのに目がキラキラ系というのがオッケーで、なおかつ江戸風俗な事件に付いてこれる方ならまず問題ないかと思います。
私個人は、江戸モノなのに目がキラキラ系というのにはなかなか慣れませんでしたが、ストーリー自体は面白く読ませていただきました。
ストーリーはともかくとして、この漫画家さんの絵は躍動感というか動きが薄いところがあるな……と思いました。
『アーシアン 別巻』
高河ゆん/創美社
立ち読みですませたので、あらすじは略。(人物名とかを明確に覚えられないのでかけないんですよ……)
アーシアン本編の保護者たちの話とその過去話。普通のコミックス版では普通に収録されていた「秘密の花園」だけを集めて、書き足したものですね。
途中でイラストがばーんっと変わっちゃったので、登場人物の見分けがつきにくかった!(もともと見分けつきにくいっちゅーのに)
終始、えーっとこの人は誰だっけ?とか思いながら読了しちゃった感じでした。
テーマとしてはすっごく深いものがあって、読み込んでいけばいろいろ考えられるんだろうなとamazonの感想をみて思いました。でも、たぶんもう読まないだろうな……。
本編を読んだときにこの人たちはどうなったんだろうと思っていたダイナさんとかがちょろっと登場したのがうれしかったですね。